第4回「図面部品欄 – 発注システム連携による発注業務効率化」
みなさん、こんにちは!
MICRO CADAM道場の師範代を務める永田です! この道場ではMICRO CADAMを極めるため、実際にお客様へご提供した 個別開発の事例を全8回のシリーズでご紹介します。 第4回目の稽古内容は「図面部品欄 – 発注システム連携による発注業務効率化」です。 |
はい!前回まではPDMシステムと図面を連携されることで注記自動入力や 新規図面の自動作成など効率化を図れました。
きっと多くのお客様に効率化検討のきっかけになったと思います。 |
そうですね。
ただ、PDMシステムを利用されているお客様ってまだまだ少ないんです。 |
えっ。。。そうなんですか。
便利な機能がたくさんあるし、皆さん使用されていると考えてました。 |
システム導入にはコストもかかりますからね。
特にMICRO CADAM Helix のお客様で Helix File Serverで図面管理されている場合は、PDMシステムは利用されていないケースの方が多いと思います。 なので、今回からは図面自体の情報を有効に活用して効率化を図ったソリューション事例をご紹介したいと思います。 |
なるほど。よろしくお願いします!
|
今回のお客様は、部品手配のために発注システムを利用されていました。
この発注システムに入力するための情報は図面の中にあるんですね。 |
部品欄ですか?
|
そうです。
設計者の方が図面作成し部品欄を記入し、検図→承認を経て正式図になります。 その後、購買部門の方が図面内の部品欄の情報をもとに購入部品の発注手配を進めています。 その際、購買担当者の方が正式図を見て1図面ごとに発注システムには手作業で情報入力をしていました。 |
手作業。。。図面枚数が少なければいいのですが、、、
|
そうですよね。数枚程度であれば片手間でできますが、数十枚、数百枚となった時。。。
|
購買の方は一日入力作業になってしまいますね。。
|
そこで、図面内の部品欄情報を発注システムに自動で渡せるよう個別開発をさせていただきました。
下記のようなイメージです。 |
このケースでは図枠内の特定箇所を自動で認識し、 該当箇所をCSVで自動出力するようにしました。
|
おお!これで専任の担当者は不要で一括自動化がはかれますね。
でも、部品欄が固定だといいのですが、図面によっては行数が変わりませんか? |
いい質問ですね。
行数が可変の場合は、座標位置や注記の有無で判断するようプログラム側で判断しました。 また、お客様によっては横に列を追加するケースもあるのですが、図面の書き方ルールに合わせてプログラム開発しています。 |
お客様の図枠やルールに合わせてオーダーメード開発ですね!
|
いかがでしょうか?
今回のケースでは図面内の部品欄と発注システムを連携させたケースですが、それ以外の注記、システムでも応用が可能です。(例:表題欄、図枠外の設計者注記メモなども!?)有効活用したい図面内の注記情報や、それらとつなぎたいシステムがあれば、ぜひご相談ください!
詳細なご説明(Web会議も可能です)や、当記事の資料をご希望される場合は、下記よりお気軽にお問い合わせください!