過去のお役立ち情報:環境設定ファイル【MCADAM5.SYS】 ピックアップ解説

MCADAM5.SYSは、MICRO CADAM Helixの使用環境を設定するための「環境設定ファイル」です。
設計効率がUPするMCADAM5.SYSの項目をピックアップして解説します。

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ウィンドウ表示サイズ変更時のマウスのスクロール方向を変更する

[補助2]「ホイール・サイズ機能」
[ズームインの方向]:

ウィンドウ表示を拡大する機能をマウスのスクロールボタンの回転方向を指定して割り付けます。
「前方向への回転」を指定すると、前方向への移動でズームイン、後方向への移動でズームアウトします。
「後方向への回転」を指定すると、前方向への移動でズームアウト、後方向への移動でズームインします。
(初期値:後方向への回転)

 

[ウィンドウ・サイズの比率]:

マウスのスクロールボタンを回転してウィンドウ表示を拡大・縮小するとき、回転1ノッチに対する 拡大率(n)を「1.0以上の実数値」で指定します。縮小率は 1/n になります。
「1.0」 を指定することで、この機能を無効化できます。
(初期値:1.5)

ホイール・サイズ機能
[ホイール・サイズ機能]

スクロールボタン以外のマウスボタンへの機能の割り付けは、メニュー・バー【カストマイズ】→【マウス】で表示されるマウスダイアログにて設定できます。

ホイール・サイズ機能

 

半径および直径寸法の寸法線を自動的に引出線に切り替える

[寸法1][□標準半径(直径)寸法を引出線で記入する]:

<寸法>で半径および直径寸法を【○標準】で作成するとき、自動的に寸法線の表示を引出線に切り替えます。
(初期値:オン)

この設定は、次の2つの条件にあてはまる場合にのみ有効です。

  • 寸法記入法としてJISを指定している場合
  • 対象の円または円孤から寸法表記がはみだす場合

また、<寸法>【仕様】で表示される寸法仕様ダイアログ・ボックスでも設定を変更できます。

標準半径(直径)寸法を引出線で記入する
[標準半径(直径)寸法を引出線で記入する]

 

 

図面を一覧表示するときの図面のソート順序とソート・キーを設定する

[図面一覧]「図面のソート順序」:

Helix Explorerなどで図面を一覧表示する際のソート順序を設定します。
(初期値:作成日の昇順)

選択項目:
並べ替えない/図面名の昇順/図面名の降順/作成日の昇順/作成日の降順
更新日の昇順/更新日の降順/サイズの昇順/サイズの降順/注釈の昇順/注釈の降順

[図面一覧]「ソート・キーの最初の桁」 「ソート・キーの最後の桁」:

図面名の昇順/図面名の降順を指定した場合に、「ソート・キーの最初の桁および最終の桁」を指定します。指定しない場合、図面名のすべての文字が対象になります。
(初期値:最初:1/最終:20 ※指定なし)

図面一覧のソート機能
[図面一覧]

 

特定要素の確認方法を設定する

[表示]「特定要素の確認」:

特定の要素を確認するための表示方式と確認後の状態を設定します。
(初期値:一時的に特定要素だけを表示 )

選択項目:
・ 一時的に特定要素だけを表示(特定要素だけ表示し、処理終了後は全要素を表示)
・ 一時的に強調表示で確認(特定要素だけ強調表示し、処理終了後は表示を元に戻す)
・ 確認後も特定要素だけを表示(特定要素だけ表示し、処理終了後もその状態のままにする)

この設定は、次のファンクションでの表示操作でだけ有効です。
<直線>/<線種>【パターン】での操作を除く/<グループ>【移動】での操作を除く/<シンボル>/<子図>

特定要素の確認方法を設定する
[表示]「特定要素の確認」

 

 

180度を超える円弧の直径記号を省略する

[寸法1][□180度を超える円弧の直径記号を省略する]:

オンのとき、<寸法> 【直径】で180度を超える円弧を選択、または【自動】で真円を選択して直径寸法を作成するとき、直径記号「Ф」を省略します。
直径記号の省略については起動後も<寸法>【仕様】で表示される寸法仕様ダイアログ内[共通]タブの[□180度を超える円弧の直径記号を省略する]で変更できます。 この指定は、図面の寸法タイプが「JIS」の場合だけに有効です。
(初期値:オフ)

180度を超える円弧の直径記号を省略する
[180度を超える円弧の直径記号を省略する]

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シンボル集の初期値を設定する

[シンボル3]「シンボル集初期値」[シンボル集番号]/[シンボル番号]:

<シンボル>【ユーザ】で使用するユーザー・シンボルのシンボル集とシンボル番号の初期値を整数で指定します。
よく使うシンボル集およびシンボルを設定しておくことで、シンボルを探す手間を省略できます。
なお、シンボル集番号、シンボル番号の両方に値を指定します。一方のみの指定はできません。
(初期値:-1)※「-1」は初期設定なし

シンボル集の初期値を設定する
[シンボル集初期値]

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線種を選択するダイアログ・ボックスに表示する線種を指定する

[線種1][線種1カストマイズ]:

線種を選択するダイアログ・ボックスに表示する線種を指定します。

次のメニューで表示されるダイアログ・ボックスが対象です。
 ・メニュー・バー【線種】→【線種1】
 ・<線種>【線種1】
 ・<部品>【隠線処理】
 ・<レイヤー>【隠線処理】

選択している線種がダイアログ・ボックスに表示されます。この指定で選択を解除している線種は、<線種>【線種1】の対応するメニューも連動して選択できなくなります。
(初期値: すべての項目がオン )

線種を選択するダイアログ・ボックスに表示する線種を指定する
[線種カストマイズ]

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元に戻す最大操作数を指定する

[全般][元に戻す最大操作数]:

メニュー・バー【編集】→【元に戻す】で、元に戻すことができる最大の操作数を0から20までの整数値で指定します。
この機能は、操作自体ではなく図面状態が対象になるため、ここで指定した回数と実際の操作回数とは異なることがあります。
(初期値:10)

次の操作での変更は対象になりません。
・ファンクション、メニューの選択
・新しく要素を作成するときの標準となる値の変更
・グリッドの表示/不表示
・ウィンドウ状態の設定/設定解除
・システム・カラーの定義
・レイヤー定義中の操作
・要素プロパティーでの操作

元に戻す最大操作数を指定する
[元に戻す最大操作数]

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要素の検知範囲を設定する

[全般][要素の検知範囲(ピクセル)]:

要素を検知する範囲を5~30 のピクセル単位で指定します。カーソルの位置から指定した範囲内ある要素が、対象要素として認識されます。
(初期値:10)

検知範囲を広くすると要素から離れていても認識しますが、要素が込み入った図面の場合、意図しない要素が認識されてしまうこともあります
検知範囲を狭くすると要素から離れていると認識されず、選択したい要素に設定したピクセルより近づいた時に要素が認識されます。

要素の検知範囲を設定する
[要素の検知範囲を設定する]

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図面を呼び出した際、図面を全体表示する

[表示]「呼び出し時の表示」[□全体表示]:

オンのとき、呼び出した図面を全体表示します。
[□全体表示]と[□プロットデータ]の両方にチェックが入っている場合には、「プロットデータ」が優先されます。 図面にプロットデータが設定されていない場合は、ウィンドウサイズ1で表示されます。
なお、 <ウィンドウ>【設定】【A】が設定されている場合は、設定Aが最も優先されます。
(初期値:オフ)

呼び出し時の表示
[呼び出し時の表示]

 

重複要素を自動的に再表示する

[表示][□重複要素を自動的に再表示する]:

起動したとき、メニュー・バー【図面】の【重複表示】をオンの状態にします。【重複表示】がオンのとき、表示が重複している直線、および円(弧)を消去、または修正したあと、自動的に再表示します。
(初期値:オフ)

 

重複要素を自動的に再表示する
[重複要素を自動的に再表示する]

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TrueType用文字入力ウィンドウを標準で表示する

[注記3][文字入力ウィンドウ][TrueType用文字入力ウィンドウを標準で表示する]:

2Dモジュールを起動して最初に表示するときの文字入力ウィンドウの種類を指定します。
オンのとき、TrueTypeフォント用文字入力ウィンドウを標準で表示します。
オフのとき、ストロークフォント用文字入力ウィンドウを標準で表示します。
常にTrueTypeフォントをご利用の場合は、「オン」に設定すると便利です。
(初期値:オフ)

TrueType用文字入力ウィンドウを標準で表示する
[文字入力ウィンドウ:TrueType用文字入力ウィンドウを標準で表示する]

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寸法数字「0(ゼロ)」の表示形式を設定する

[寸法文字][0(ゼロ)の表示形式]:

小数点前後の0(ゼロ)の表示形式を指定します。
(初期値:先頭および末尾に表示)

 

小数点前後の0(ゼロ)の表示形式を設定する
[0(ゼロ)の表示形式:小数表示]

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中心線の飛び出し長さを設定する

[補助3][直線][中心線2の飛び出し長]:

<直線>【○中心線2】で十字型中心線を作成するときの、飛び出し長さの標準値を実数で指定します。指定した値は起動時に設定している単位系で変換します。起動後に<ファイル>【プロファイル】で新規図面の単位系を変更した場合、変更後の単位系による変換は行いません。
(初期値:2.54ミリ)

中心線の飛び出し長を設定する
[直線:中心線2の飛び出し長]

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自動探索で島を探索する

[補助][境界の自動探索条件][□自動探索で島を探索する]:

<線種>【パターン】でハッチングなどのパターンを作成するとき、自動探索で領域を指定できます。外側の境界だけではなく、境界の中にある島(境界内にある閉じた領域)の境界も探索します。
(初期値:オフ)

自動探索で島を探索する
[境界の自動探索条件:自動探索で島を探索する]

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プレビュー・データを自動作成、更新する

[補助2][プレビュー・データ][□自動作成・更新する]:

新規に図面を作成したとき、およびプレビュー・データが付加されていない図面を呼び出したときに、プレビュー・データを自動的に作成します。また、図面をファイルするときにプレビュー・データを自動更新します。
オンを指定することをお奨めします。
(初期値:オフ)

プレビュー・データを自動作成・更新する
[プレビュー・データ:自動作成・更新する]

 

プレビュー・データは、図面を呼び出す際、Helixエクスプローラーの[□プレビュー表示]にチェックが入っていると表示されます。
呼び出す図面の画像を確認できるため、自動で作成・更新する設定にしておくと便利です。

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コーナー処理の際、1番目に選択した要素情報を継承する

[補助3][コーナー][□第1要素の情報を継承する]:

<コーナー(CORNER)>【コーナー(CORNER)】で丸みのあるコーナーを作成するとき、指定する2つの要素のうち、先に選択する要素(第1要素)の線種、ペン、線幅、色、属性、所属するレイヤーの情報を、コーナー部の円弧に継承します。(初期値:オフ)

第1要素の情報を継承する
第1要素の情報を継承する

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画面ウィンドウの配色とフォントおよびフォントサイズを設定する

[全般][画面カストマイズ]:

MICRO CADAM Helix の画面ウィンドウの配色モード、フォントおよびフォントサイズを設定できます。
(初期値:配色モード→ライトモード、フォント/フォントサイズ→MS ゴシック/14ポイント)

操作画面のカストマイズ
操作画面の変更

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「名前を付けて保存」でHelix Explorerを使用する

[図面一覧][「名前を付けて保存」にHelix Explorerを使用する]:

図面に名前を付けて保存するとき、Helix Explorerを使用する、しないを設定できます。
(初期値:使用しない)

「名前をつけて保存」にHelix Explorerを使用する
「名前を付けて保存」にHelix Explorerを使用する

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シンボルの矢印の鏡像を作成するとき、文字列用線分および文字列も追従させる

[補助1][鏡像][□矢印の文字列用線分を鏡像の対象にする]:

システム・シンボルの矢印の鏡像を作るとき、文字列用線分および文字列も鏡像の対象にする、しないを設定できます。
(初期値:対象にしない)

 

矢印の文字列用線分を鏡像の対象にする
矢印の文字列用線分を鏡像の対象にする

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点の表示サイズを変更する

[表示][表示サイズ][点]:

点の表示サイズをピクセルで指定できます。
(初期値:12ピクセル)
選択項目:1 ピクセル/4 ピクセル/5 ピクセル/12 ピクセル/13 ピクセル/24 ピクセル

点の表示サイズを変更する
点の表示サイズを変更する

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要素の構成点を作成する

[補助1][□要素の構成点を作成する]:

要素を作成するとき、構成点を作成する、しないを設定できます。
(初期値:オン)

次のメニューで作成する要素が対象になります。

  • <直線(LINE)>【水平(HORIZ)】【垂直(VERT)】【平行(PARAL)】【直交(NORM)】【角度付(ANGLE)】【点-点(PT-PT)】
    ※【○有限】の時のみ
  • <円(CIRCLE)>【円(CIRCLE)】
  • <コーナー(CORNER)>【コーナー(CORNER)】【面取(CHAMFER)】

下図は、<コーナー(CORNER)>【コーナー(CORNER)】でコーナーを作成したときの例です。

要素の構成点を作成する
要素の構成点を作成する

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