第8回「過去資産の有効活用!お客様開発プログラムの最新環境移植!」
![]() |
みなさん、こんにちは!
MICRO CADAM道場の師範代を務める永田です! この道場ではMICRO CADAMを極めるため、実際にお客様へご提供した 個別開発の事例を全8回のシリーズでご紹介します。 近藤初段!いよいよ最後の稽古ですね! |
はい。最後までよろしくお願いします!
|
![]() |
![]() |
前回の稽古では、過去に作成された膨大な「過去の図面資産」を有効活用するための全文検索システムの開発事例をご紹介しました。
今回は過去に作成されたプログラムの有効活用がテーマです。 |
プログラム?過去にCAD’Sが作成したプログラムですか?
これまでの稽古で紹介していたような? |
![]() |
![]() |
いえいえ、お客様ご自身が開発されたプログラムです。
|
え?お客様ご自身が開発されたプログラムって…?
永田師匠、それはどういうことですか?? |
![]() |
![]() |
これまでの事例で紹介したようなプログラムは、お客様ご自身でも開発できるんですよ。
実は、MICRO CADAMは昔からお客様ご自身で個別開発ができるようにインターフェースをご提供しています。 |
そうか!
プログラム開発するためのAPI(Application Programming Interface)ですね? |
![]() |
![]() |
そうです。種類も色々ありまして、
・FORTRAN Interface ・ACCESS ・HD/API などお客様の環境や持っているスキルに応じてご利用いただいてます。 |
いろいろありますね。
|
![]() |
![]() |
ちなみにあまり知られてないですが、図面要素からVisual Basicのソース・コードを生成する機能もご提供しています。この機能で生成されたソース・コードを元に開発することでプログラム作成の効率化も図れます。
|
そういえば、2020年10月にリリースされたMICRO CADAM Helix 2021では、この機能の拡張として「.NET対応」が発表されてましたね?
|
![]() |
![]() |
さすが近藤初段!そうなんです。
今まではVB用として出力されてましたが、最新の環境に対応できるよう、新たにVB.NET用に出力できるオプションを追加しています。 この「最新の環境に対応する」というのが今回の事例のポイントなんです。 |
なるほど。過去資産を移植して最新の環境に対応させるカスタマイズですね。
|
![]() |
![]() |
長年MICRO CADAMご利用されているお客様は、先ほどお話したAPIを利用して様々なアプリケーションを開発し、設計効率化を実現されてきています。
例えば、これまで道場で紹介したような自動作図やデータ抽出関連のアプリケーション等… いろいろあります。 |
お客様自身が自分の要望をアプリケーション開発で実現していたのですね。
|
![]() |
![]() |
そうなんです。 ただ、MICRO CADAMが今年35周年を迎えたように、お客様のご利用歴も長くなり当時アプリケーション開発を担当した方が部署異動や退職しているなどお客様ご自身でアプリケーションのメンテナンスができない状況が発生しています。
|
そこでCAD’Sの出番ですね。
|
![]() |
![]() |
弊社に寄せられる相談内容で特に多いのは、「OS環境の最新化」です。
Windows 10にOSを変更した際にこれまで稼働していたプログラムが動かなくなった、というようなご相談をよくいただきます。 先ほどの機能拡張でも触れましたが、VBで作成されたプログラムなどがこの例に当てはまります。 CAD’Sの方では、VB.NET用にプログラムを修正して個別対応をさせていただきました。 |
具体的にはどのように進めるんですか?
|
![]() |
![]() |
まずお客様側のプログラムのソース・コードをご提供していただきます。
そのソース・コードをCAD’S側で解析し、修正箇所を特定し、最新環境で稼働するようプログラムの修正を行います。 その際にプログラムが正しく稼働しているかを判断するため、プログラムの設計書やマニュアルなどのご提供もお願いしています。 |
ポイントは「ソース・コード」と「ドキュメント」ですね!
|
![]() |
![]() |
そうです。かなり以前に作られたプログラムの場合だと、ドキュメントが「紙」でしか残っておらず、100ページ近い仕様書を全て「紙」で確認するといった苦労したケースもありましたね(笑)。
|
100ページの紙の仕様書。。。それはあまり想像したくないですね。
|
![]() |
![]() |
環境変更の場合、VB→VB.NETのケースが多いですが、それ以外にも「AIXからWindows環境に移植するケース」や「32bit版のMICRO CADAM用のプログラムを64bit版へ移植するケース」などもありました。移植時に、古いパラメーターや記号なども最新化するといった機能拡張も併せて実施するケースもあります。
|
プログラム移植だけでもかなり実績がありますね。
|
![]() |
![]() |
何と言っても、CAD’SはMICRO CADAM 本体を開発しているメーカーですから!
APIを使った個別開発や最新環境への移植など様々なケースに対応可能です。 |
それらを紹介しているのが我々の「MICRO CADAM道場」ですね。
|
![]() |
![]() |
そうです!今回は全8回で事例をご紹介してきましたが、これからもお客様の設計効率向上のため、様々な個別開発対応をしていきたいと思います。
また事例が集まりましたら、MICRO CADAM道場の第二弾をお届けしたいと思います。 その時は近藤二段に解説をお願いしようと思います! |
はい!その時までにたくさんのお客様をご支援していきたいと思います。
(あれ、いつのまにか昇段している!二弾と二段を掛けている??) |
![]() |
2020年8月5日の第一回配信からスタートしましたMICRO CADAM道場ですが、いかがでしたでしょうか?
全8回、長い間お付き合い頂き大変ありがとうございました。
CAD SOLUTIONSはMICRO CADAM開発メーカーとして様々なお客様ご要望に対応が可能です。
ぜひ貴社の設計効率に少しでも貢献できればと考えております。
これまでご紹介させていただいた事例の資料を下記よりお申し込みいただけます。(第3回、第8回を除く)
個別に詳細ご説明させていただくことも可能ですので、ぜひご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください。
それでは、またお会いできる日を楽しみにしています!